「新潟県インバウンド誘客セミナー」へのプロモーションアドバイザー派遣
2018年10月、プロモーションアドバイザーである株式会社ぐるなびから西原史郎氏(以下、「アドバイザー」)を、新潟県国際観光テーマ地区推進協議会(事務局:新潟県産業労働部観光局国際観光推進課)主催のセミナーに講演者として派遣いたしました。
新潟県では、今後のインバウンドにおいて重要な市場の一つとしてASEAN諸国に注目しており、県内の自治体・旅行事業者等を対象に、ASEAN市場に関する知識向上とインバウンドの取り組み促進を目的とし、今回のセミナーが開催されました。
当日のセミナーは、ASEAN市場の概観についての講演とインバウンドの実用的な手法についての講演の二部で構成されました。
第一部の講演では、ASEAN諸国のインバウンド市場について、新潟県のシンガポール観光コーディネーターのアジアクリックの高橋学氏からご講演があり、ASEAN各国の特徴にも触れながら、実例のご紹介をされました。
第二部の講演では、アドバイザーから、食を活用したインバウンドに関するより実用的な手法について、「食におけるインバウンド対策」として講演されました。最近のぐるなび社のインバウンドへの取り組みについて紹介があり、訪日外国人が1番期待している日本食を食べることである点について、旅行情報サイト等と連携し、口コミ情報や事前決裁システム等とレストランの予約機能を併せた機能を、訪日外国人に向けて発信しているとのことです。
ぐるなび社も参画しているLIVE JAPANでは、訪日外国人に日本食の文化体験(寿司の握り、たこ焼きや出汁の取り方など)の場を提供している点についても触れました。
その他、コールセンターの英語対応も実施しており、ホテルで、おいしいレストランについて英語で聞かれた際の対応に活用できるとのことです。
「2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで訪日外国人旅行者は必ず増える。今回の話が、受入体制の整備が必要であるという“気づき”になればいい」とアドバイザーはコメントをし、講演を締めくくりました。
これまでグルメサイトを運営してきたぐるなび社だからこそできるインバウンド向けの食の情報発信方法の紹介を聞き、「食に関わる資源をいかに発信していくか、いかして魅力をつけていくか、考えるきっかけになりました」という参加者の声も聞かれました。