事例紹介

日本酒をCIRが英語でPR!伊丹市でのインバウンド活動

清酒発祥の地を標榜している伊丹市が、日本酒や酒蔵を活用してインバウンド活動を行っています。伊丹市初のCIR職員も活躍しており、その取り組みを取材しました。

 

(試飲会の様子)

(試飲会の様子)


<伊丹市ではどのようなインバウンド活動を行っていますか>

 伊丹市ではインバウンドに取り組むため、平成28年度に総合政策部 空港・広報戦略室 都市ブランド・観光戦略課を立ち上げ、平成29年度には初めてCIRを採用しました。
 伊丹市は清酒発祥の地を標榜しており、インバウンドには日本酒や酒蔵を活用しています。住宅地のなかに、白雪ブルワリービレッジ長寿蔵や重要文化財の旧岡田家住宅・酒蔵、伊丹老松酒造株式会社など見どころが集積しており、飲食店やホテルもJRや阪急の駅から徒歩圏内にあります。
 インバウンドのターゲットは、具体的にどの国というのは決めていない状況ですが、実際に来ている客層はアジア圏の方が多いです。しかし、どの国にも対応できるように英語を充実させています。
 その他、修武館において薙刀体験ができるので、武道場で体験できるところは少ないということで、外国人バックパッカーが体験に訪れています。国は欧米系が多いです。
 また、平成29年度にインバウンド向けのPR動画の作成やなぎなた・剣道体験、鏡開き体験、茶道体験などの体験プログラムの造成・販売も開始しました。
 観光スポット等へのItami Free Wi-Fiの設置や阪急伊丹駅前に多言語案内の出来るデジタルサイネージを整備するなど、様々な取り組みを行っています。

 


<現在CIRの方はどのような仕事をしていますか>

(CIRが制作した販売ツール)

(CIRが制作した販売ツール)

 SNS(インスタグラム、フェイスブック)での情報発信の他に、イベント(清酒・日本酒発祥の

地フェスタin奈良、ナンバーワンフェスタひょうご博覧会in大阪)において日本酒をPRしています。具体的には日本語でのあいさつや振る舞い酒、英語で作成したポップを用いて外国人客に日本酒の商品紹介、伊丹市の酒造業の歴史の紹介などを行っています。関西国際空港で行ったナンバーワンフェスタではCIRがいることで、外国人客がブースに立ち寄って、日本酒を試飲し、お土産としてたくさん購入されました。
 その他、自分で取材した、記事をSNS上で掲載し、海外からのコメントに対してもタイムリーに回答しています。
 HPやリーフレットの英語翻訳のチェック、兵庫県を通じてイギリス人のワイン・日本酒フリーライターが来訪された時には、アテンド・通訳もしてもらい、伊丹市酒造業の歴史に関する資料の用意や、記事が現地の事情と乖離していないかチェックしてもらいました。
 CIRがいることで、職員だけでは難しかった英語翻訳のチェックや、外国人目線を活かし体験プログラム作成を支援、日本酒の英語での紹介が可能になるだけでなく、自分の言葉で地元の商品、歴史等を話せる外国人として大変助かっています。

 

 

<なぜ伊丹市でCIRとして働こうと思ったのですか。>

(異文化理解講座の様子)

(異文化理解講座の様子)

 (CIR:フィット・シャーロットさん)
 神戸大学に留学しており元々日本酒に関心がありました。留学中に友人と灘などに日本酒を飲みに行ったり日本酒がどうやって作られるかなど勉強していました。イギリスに戻ってからは高級レストランで働いていましたが、お店では日本酒を出していました。
 伊丹市でも自分で酒蔵を回って勉強し、これはどういう酒で、どのように作られているのか自分の言葉で説明するように心がけています。伊丹市にある小西酒造では昔ながらの製法で作られているものもあります。


 

<今後の展望や課題は何かありますか>

 神戸市・西宮市・尼崎市・芦屋市と連携して日本酒の日本遺産認定を目指しています。来年1~2月に申請予定です。
 また、IWC(インターナショナルワインチャレンジ)「SAKE部門」をかつて兵庫県で開催しましたが、もう一度誘致したいと思っています。そういう意味でもCIRがいると心強いです。
 今後の課題ですが、SNSのビューアー数を含めプロモーションを向上させる必要があります。その点において、SNS上での広告を打つことを考えています。

 

 

 

<参考URL>

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