食を通じた地域のプロモーション・交流事業

第4回食を通じた地域のプロモーション・交流事業を鹿児島県・鹿児島市・鹿屋市で開催しました!

 クレアでは、株式会社 ABC Cooking Studio(以下「ABC社」という。)と連携し、韓国・中国・東南アジア各国のABC社の教室に通う発信力の高い生徒を、日本に招聘するツアーを本年度より実施しています。本事業は、地域の「食」をテーマとした料理体験や収穫体験を、SNSや各種メディアで発信してもらうことで、地方自治体の海外販路開拓やインバウンド促進につなげることを目的としています。

第4回目となるツアーは、開催自治体として鹿児島県・鹿児島市・鹿屋市を選定し、2019年2月16(土)~18日(月)の日程で実施しました。

 今回の参加者は5人で、ABC社のタイにある教室に通っている講師と生徒で、日頃から日本文化に興味があり、SNSを日々活用されている方々を招聘しました。初来日の方が1人、2回目の方が1人、3回目の方が3人でしたが、全員鹿児島は初訪問でした。また、今回は20代の男性と50代の女性も参加し、前回までとは違う雰囲気で楽しむことができました。

 

【1日目】

 最初に鹿児島市観光農業公園「グリーンファーム」を訪問しました。グリーンファームは、広大な敷地に体験用農地のほか、農産物直売館、農園レストラン、キャンプ場、豚舎などがあり、一年を通して園内で栽培された野菜の収穫や調理の体験ができます。まずは豚舎を見学し、黒豚への餌やり体験を行いました。次に、スナップエンドウを栽培しているビニールハウスに移って、調理体験で使うスナップエンドウを収穫しました。その後、シイタケの菌打ち体験も行いました。同施設の調理体験室でグリーンファームのスタッフと一緒に、スナップエンドウとツナのクリームパスタを作り、できあがった料理を楽しみました。参加者は収穫した野菜をその場で調理した経験が今回初めてであり、新鮮でおいしかったと話しました。

 その後、薩摩藩主の島津氏の別邸跡、庭園「仙巌園」へ移動し、薩摩切子の制作や御殿等を見学しました。鹿児島の郷土菓子である「ぢゃんぼ餅」を食べ歩きしながら、鹿児島の歴史について説明を聞きました。タイの参加者は仙巌園に咲いてある花の写真をたくさん撮影し、SNSで発信しました。タイの方は色々な所に花を飾る習慣があり、生活には花が根付いているとのことです。

 また、お土産売り場では、それぞれ鹿児島県産の緑茶を購入しました。日本茶はタイでも大人気とのことです。

 夕食は鹿児島市内にある「いちにいさん」で、黒豚やきびなごなど鹿児島ならではの食材を使った郷土料理をいただきました。すべての料理がおいしいと参加者たちは大変喜んでいました。

 

【2日目】

 翌日は鹿児島港から桜島フェリーに乗って、桜島港へ向かいました。天候が良く、桜島が綺麗に見え、参加者たちはフェリーの上で自由に動き回りながら、様々な角度から写真を撮っていました。桜島港からは鹿屋市の「かぎ引き祭り」が開かれる中津神社に向かいました。300年以上伝わるかぎ引き祭りは、木のふたまたを絡み合わせて綱引きのように引き合い、自陣に引き込んだ方が勝ちとなります。参加者たちは半被と鉢巻を身に着け、地元の方からお神酒をいただいてかぎ引き祭りに参加し、日本の祭りの雰囲気を堪能しました。タイの参加者からは、「日本のアニメでしか観たことのない日本の祭りに参加がすることができ、夢みたい」との話があり、特別な体験になったようでした。

 祭りの見学の後は、鹿屋市のデザートハウス「南風農菓舎」に移動し、ハーブやフルーツ等を使ってオリジナルティーを作る「ガーデン遊び」を体験しました。タイの方は普段からハーブを様々な料理で使っているため、ハーブの調理がうまく、ハーブティーもよく飲んでいるそうです。

 夕食は、鹿屋市の料亭「義経」で黒豚しゃぶしゃぶとカンパチをいただきました。また、カンパチの解体ショーを披露していただき、参加者たちはその様子をSNS上にリアルタイムで配信しました。

 

【3日目】

 最終日の朝は鹿屋市のフォトジェニックスポットである「荒平天神」へ向かいました。タイの参加者はそれぞれ絵馬に「また、鹿児島に来ることができますように」等と願い事を書いて奉納しました。また、鹿屋市のゆるキャラ「カンパチロウ」が鹿屋市のPRソングに合わせて踊り、参加者は歓声をあげていました。その後カンパチロウと鹿屋市漁業協同組合へ移り、カンパチへの餌やり体験を行いました。船でカンパチの養殖場まで行き、カンパチに鹿屋のバラのエキスが含まれている餌を与えました。鹿児島の美しい海景色を満喫しながら、皆さん初めての経験ということで大興奮でした。

 道の駅たるみずで足湯に浸かりながらゆったりした時間を過ごした後、昼食は霧島市の「黒酢の郷」で黒酢を使った体に優しい料理をいただきました。黒酢の郷は、壺畑見学・黒酢レストラン・黒酢直売の3つを融合した総合施設で、食事の後は、壷畑の見学や黒酢の試飲等を楽しみました。

 行程の最後である「霧島神宮」では、日本の神社やお清めの作法等について説明を聞きました。参加者全員は参拝をした後、お守りを買い、恋愛おみくじを引く等の日本の神社体験に満足していました。

 

  鹿児島空港で別れる際には、参加者全員が涙を浮かべながら、「一生忘れられない思い出になった」、「鹿児島のファンになった」、「また鹿児島に来ます」と口にしていました。

 

【まとめ】

  本ツアーを通じて、鹿児島県、鹿児島市及び鹿屋市の食の観光コンテンツについて、日本に高い関心を有するタイの参加者の反応を確認するとともに、SNSを通じてその魅力を発信することができました。

  食を通じた地域のプロモーション・交流事業の参加者たちは写真好きで、撮った写真をSNSで公開し、母国語での情報を発信していくため、外国人目線で地域の魅力を発信することができます。タイでは、SNSの中でもフェイスブックが広く使われているため、発信される情報への信頼性が高く、受入側としては事前に地域にどんな魅力があるのか、どんな方にお勧めなのか、アクセスや所要時間等を事前に確認して情報提供できることが重要だと感じました。

  また、可能な限り参加者と直接コミュニケーションを取ることによって、適切なフィードバックをいただくことも大事です。今回は鹿児島に20年ほど滞在しているタイ出身者に通訳していただいたため、鹿児島の歴史や文化的な背景について詳しく参加者に伝えられたのはもちろん、より鹿児島を親密に感じてもらうことができました。

  本ツアーについては、今後プロモーション動画を作成し、クレアHPだけでなく、ABC社のHP、SNSや海外の教室で活用され、引き続き鹿児島の魅力を発信していく予定です。

 

  日本旅行情報を共有するタイの「TALONJAPAN」(フェイスブックページ、13万人がつながっている)に参加者が鹿児島を紹介してくれました。

 

 

【ツアー行程】

 1日目

時間 場所

6:20

~ 8:30

鹿児島空港着

10:10

~13:00

鹿児島市のグリーンファームにて

収穫体験、スナップえんどうとツナのクリームパスタ作り体験(昼食)

14:30

~17:00

鹿児島市の仙巌園(薩摩切子工場見学→日本庭園・御殿→茶寮)

19:00

~21:00

鹿児島市のいちにぃさんで郷土料理(夕食)

 

(鹿児島市宿泊)

 2日目

8:30

~9:00

桜島フェリー

10:00

~15:00

鹿屋市のかぎ引き祭り見学、民宿もみじで日本の家庭料理(昼食)

16:00

~17:30

鹿屋市の南風農菓舎でガーデン遊び体験

19:00

~21:30

鹿屋市の料亭義経でカンパチ解体ショー(夕食)

 

 

(鹿屋市宿泊)

 3日目

08:30

~09:15

鹿屋市の荒平天神

09:30

~11:00

鹿屋市漁協にてカンパチ餌やり体験

12:00

~13:00

道の駅たるみず 湯っ足り館で買い物、足湯

13:30

~15:00

霧島市 黒酢の郷「桷志田」で黒酢の壺畑(昼食)

16:00

~16:50

霧島神宮

17:40

~18:20

霧島市 ざぼんラーメンで夕食

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